第11回 研究大会/伊豆諸島フォーラム、日韓コミュニティ比較研究会 シンポジウムと書評会

本年度の研究大会は、延期となっておりました伊豆諸島フォーラムと併せて、12月18~19日に開催いたします。今回も、会場とオンラインとのハイブリッド開催です。
なお、今回は日韓コミュニティ比較研究会との共催となります。

《開催内容》 
・日 程: 12月18日(土)11:00~17:00 / 12月19日(日)10:30~17:00
・会 場: 島嶼会館(東京都港区海岸 1-4-15 https://www.tosho-kaikan.jp/
     *対面とZoom利用のハイブリッド形式
・内 容:
■12月18日(土)
・研究大会〈1〉
〈10:30~ 開場/受付〉
 10:50~10:55 挨拶
 11:00~11:30   発表①「沖縄県内島嶼における島外交通と地域社会の変容」
          法政大学沖縄文化研究所 堀本雅章
 11:30~12:00   発表②「奄美群島におけるセミエビ資源管理の萌芽と漁業者間のコミュニケーション
                          鹿児島大学 鳥居享司

・日韓コミュニティ比較研究会 シンポジウムと書評会
 13:00~14:50 「共助」のこれからを考えるシンポジウム

  • 概要:2021年2月、松本誠一前会長がご退職と古稀を迎えられたことを機会に編集された『「共助」をめぐる伝統と創造 日韓コミュニティ比較の視座』という本が、岩田書院から出版されました。15名による共著ですが、そのうち10名が島嶼コミュニティ学会の会員で、編集の企画や実務も担当しました。
    日韓コミュニティ比較研究会は、この本の編集委員会でもありますが、出版企画のための研究会や編集作業を進める中でたどり着いたところは、「助け合い」は「助け合い“方”」であって、それもまた文化であるという認識です。
    様々な民族、もしくは、集団において、いろいろな場面における助け(合い)方に注目すると、基本となる方法は、「自助」、「互助」、「公助」の三つに大別できるとみられますが、実際には、それらを巧みに組み合わせて実行していると思われます。これを「共助」と呼ぶとすると、その組み合わせ方には、民族や集団によって、理想とされる方法に結構違いがあるようですし、時代的な変化もみられます。それぞれの背景にある独特なこだわりとは何なのか? 違いと相似、社会構造との相関、変化の要因などに特に注目しつつ、「共助」を切り口に、文化や社会の比較研究の新たな可能性を開拓できるのではないか…。これをどのように具体化していくかの手掛かりを多々掘り起こすことを目的に、本シンポジウムを開催します。
  • パネリスト
    ・中瀬勝義(海洋観光研究所)・橋本正法(NPO法人地域交流センター)
    ・立柳 聡(福島県立医科大学)※兼モデレーター

 15:00~16:50 『「共助」をめぐる伝統と創造 日韓コミュニティ比較の視座』をめぐる書評会

  • 概要:本書をめぐる関係方面から寄せられたいくつか書評やコメントを踏まえ、まずは出席の執筆者からリプライをいただきます。その後、執筆者同士で、フロアーの読者の方々からもコメントをいただいて、改めて各執筆者からリプライをいただきます。以降、今後の「共助」をめぐる比較研究をどのように進めていくか、参加者全体で考えてまいります。

 17:00 終了

■12月19日(日)
・研究大会〈2〉
〈10:00~ 開場/受付〉
 10:30~11:00   発表①「八丈島における国内外来種アズマヒキガエル駆除の10年」
          日本大学大学院 後藤康人
 11:00~11:30   発表②「ネイティブ・ハワイアンの権利の保障範囲-土地所有者の財産権との調整の観点から-
                          阪南大学 岡根好彦
 11:30~12:00   発表③「コロナ禍における離島自治体議会の動向と問題点」
          名古屋学院大学 榎澤幸広

・伊豆諸島フォーラム
  テーマ:島はどのように伝えられてきたか

  • 伊豆諸島・小笠原諸島を代表する地方紙として、『東京七島新聞』と『南海タイムス』があります。前者は本年(2021年)発刊70周年を迎えています。また後者は昨年(2020年)、1931年から始まる約90年の歴史にピリオドを打ち、6月26日号を以って休刊とし、デジタル南海タイムス「N」として新たな出発をされています。
    こうした両紙の節目の時期にあたり、島のメディアは、島の何を問題として、どのように伝えてきたのか、またこれから何を伝えていくのか、そして、島だからこそ見えるもの・見えないもの、こうした点を本フォーラムでは話し合っていきたいと考えます。
    また上記に合わせて、都立多摩図書館所蔵の16㎜フィルムの紹介と上映会もおこなう予定です。フィルムの中には、1960-70年代の島の諸問題、島起こしの状況を活写したものも多くみられ、その中から数本をご紹介いたします。

   13:00~13:05 挨拶~都立広尾病院内視鏡センター長 小山茂
 13:05~13:50 「東京七島新聞社のあとさき」東京七島新聞社 社長 福田幸司
   14:00~14:45 「島から見えないもの」南海タイムス社 編集人 菊池まり
 15:00~16:00 都立多摩図書館所蔵の16㎜フィルム上映
         ※フィルムの概要、SNSの現状の説明…ルーテル学院大学 田中雅幸
   16:00~17:00 討論 (登壇者全員)・まとめ

・主 催:島嶼コミュニティ学会
・共 催:
日韓コミュニティ比較研究会
・後 援:東京七島新聞社、南海タイムス社、NPO法人還住舎

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《一般参加・申込受付中!》
・申込締切:
12月12日(日)
・参加方法:
下記アドレス(島嶼コミュニティ学会事務局)へお申込みください。
 *メールアドレス:tachiyan(a)fmu.ac.jp ※(a)を@に変えて送信してください。
 *件名:「2021年度研究大会参加」としてください。
 *本文欄に以下をご記入ください。
  1.「お名前」
  2.「参加日程(両日参加、18日のみ参加、19日のみ参加)」
  3.「会場参加」か「オンライン参加」か
・その他:
 *リモートでの参加申込をされた方には、開催日前日までに当学会事務局よりメールにて、
  当日の「参加URL・パスコード」をお知らせします。
 *COVID-19感染防止対策のため、会場参加は、先着順にて最大20名までと致します。

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